丸新

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2022.10.20

加飾方法のはなし③ 〜下絵付け〜

丸新製陶の技術をお伝えするブログ、加飾技法にまつわるあれこれを先日より取り上げております。
前回、下絵銅版について説明させて頂きました。
今回は同じく下絵付けの技法で、手作業による技法についてピックアップします。

下絵とは、
釉薬を施す前に素焼きの生地に加飾→施釉して本焼成
という流れにて加飾する技法になります。
前回は印刷物によって同じ絵などを複製する下絵銅版の話でした。

今回は、ハンドペインティング・手作業による下絵について紹介します。

丸新製陶では工業的に同じものを量産することをメインに食器の生産を行なっておりますが、その中で手作業による仕事も多く、複製・量産の中でも手作業の温もりやクラフト感溢れる質感も大切に捉えております。

下絵用の顔料、道具を使って、一つ一つ職人の手作業によってこれらの加飾は施されていきます。
同じシリーズのものでも、厳密には一つ一つ違うハンドメイドならではの味わいが出ます。

こちらもロクロを使って、職人が一つ一つの器に色を施します。
顔料の粘度や水分量、筆の微妙な使い方を調節する必要がある職人技です。
顔料が垂れたりしないよう一定のスピード感で次々と加飾していきます。

こちらは専用のハンコを使った表現技法です。
印刷物とは違ったハンコならではの独特の味わいが出ます。細かい表現などは苦手ですが、線や面の質感がそれぞれ変わって、これも一つ一つ厳密には違うものができます。

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器の用途としては加飾があってもなくても変わりませんし最終的には好みの問題ですが、手作業でしか表現できない味わいが器の雰囲気を変えてくれます。

暮らしを豊かにする陶磁器を作るメーカーとして、工業製品的に一定の質感のものを量産する技術と、工芸品的に一つ一つに味わい深い質感を作る技術と、その両方の技術とセンスを磨くことで幅広いニーズに対応していきたいと考えております。

まだまだ色んな技術がありますので、次回以降もどんどん紹介させて頂きます。
どうぞ宜しくお願い致します!