陶器の食器なら美濃焼の製造メーカー【丸新製陶有限会社】

丸新

Creator Introduction

“違和感を消す”ことに着目した、
新しいやきもののカタチ。

富田 まりこ

自由に表現できる陶芸の世界に出会って。

陶芸の世界に興味を持たれたのはいつですか。

もともと芸術大学でデザインを学んでいたのですが、その中で陶磁器の専攻を進められ、自分のフィーリングにも合っているなと感じたのがきっかけですね。焼き物は、どんなものでも立体として自由にカタチが作れるのが魅力でした。母親が花が好きで、家の中に花がいつもあるような環境で育ったので、学生時代はよく花器を制作してました。この花を飾るならどんな器を着せてあげるのがいいかなとイメージするのが、もともと好きだったんです。

女性デザインチームによる、新しい提案。

丸新製陶で働くことを選ばれたきっかけは。

大学を卒業するにあたり、一つのことを極めるのもいいけれど色々なものを作る喜びも学びたいと思い、丸新製陶に入社しました。社員として働きながら作家として活躍されている先輩方も居たので、毎日焼き物制作に携わることができる環境が良かったですね。会社では女性を中心としたデザインチームの一員として新製品の制作に取り組んでいます。今回発表した一輪挿し[Lalla]の制作にも、有機的なお花のカタチを綺麗に見せるにはどんなデザインが良いのかというアイデアや女性チームならでは“視点”が数多く盛り込まれています。

普段使いの中にも、確かな美しさを求めて。

作品づくりで心がけていることは何ですか。

今回の一輪挿しの制作でもそうですが、作品のカタチを整えていく作業は“違和感”を少しずつ消していくという感覚ですね。もちろん商品開発という制約があるので、自分の作品のようにコストを考えずにこだわることはできませんが、普段使いのものであるからこそ、美しさや可愛らしさが伝わるような“ものづくり”がしたいと考えています。美濃焼の魅力は、その種類の多さにあると思います。丸新製陶でも今まで作ったことがないような食器や生活用品のシリーズを女性チームから発信していきたいですね。